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法要のマナー

[法要の準備] [法要の進行] [お斎(おとき)]
[法要でのあいさつ] [服装]



法要の準備

1.日時 を 決める

 葬儀の後に「初七日」法要を済ませることが多くなってきたので、「四十九日」は最初の大きな法要ということになります。

 もし、当日が平日の場合は、直前の土曜日や日曜日にずらすのが一般的です。

 日にちをずらす場合は、「前へずらす」のが習わしになっています。

2.場所を決める

 自宅で営むか、菩提寺で営むかを決めます。

 菩提寺で営むときは、できれば施主が直接出向いて僧侶に依頼するようにしましょう。できれば3ヶ月前、遅くとも1ヶ月前には連絡したいものです。

3.列席者へ連絡

 法要の日時と場所が決まったら列席者へ連絡します。

 身内だけで営む場合は電話でも構いませんが、出来れば封書の方が丁寧です。封書の場合は、案内状と出欠の返信用はがきを同封し、法要の2週間前には届くように発送します。

 返信はがきには出欠のほか、卒塔婆起塔の申込み欄を設けておくとよいでしょう。

「法要の案内状」文例
4.引き出物の用意

 参列者の1世帯に1個、引き出物を用意することがあります。

 具体的には、シーツやふろしき、お茶など実用的なものが多いようです。三回忌以降の法要では、菓子折り程度のものでいいようです。

 なお表書きは、「粗供養」「志」「故人(戒名)の○回忌法要」や「為菩提○○院×××居士第○回忌供養」などとします。

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▼法要の進行

 法要は葬儀とは違って、特に儀式の決まりはありません。

 読経(通常20〜30分)、焼香、法話でおよそ1時間くらいが目安です。

法要の進行例

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▼お斎(おとき)

 法要後の会食を、お斎(おとき)と言います。

 参列者を感謝の意味でもてなすもので、自宅や寺院、ホテル、会館などで法要をした場合は、その場に仕出しを取ってもかまいません。別にレストラン、料亭などを予約してもいいでしょう。

 また、会食の席には僧侶も招きます。

 お斎を辞退された場合は、白封筒に「御膳料」と表書きし1万円を包むことが多いようです。

 また、引き出物も渡すことになっていますので、僧侶の分も忘れないようにしましょう。

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▼法要での挨拶

文例)

 本日はお忙しい中、亡き父・○○○○の四十九日法要にご参会いただき、ありがとうございました。故人もさぞ喜んでいることと存じます。

 また、葬儀の際には、皆様方にお骨折りとご協力をいただき、無事に執り行うことができました。あらためて御礼申し上げます。

 父を失ったことは無念ですが、残された家族、力を合わせて生きていく決意です。

 皆様からは多くの励ましやお見舞いをいただき、感謝の気持ちでいっぱいでございます。ほんとうにありがとうございました。

 ささやかではございますが忌明けの席を設けております。どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。なお心ばかりの品を用意いたしました。お帰りの際にお持ちいただければと存じます。

 本日はまことにありがとうございました。

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▼法要の服装

 一周忌までの法要には、施主側は正式な喪服を着用するのが一般的です。

 なお、三回忌以降の法要は、回を重ねるごとに簡略化していくものなので、七回忌くらいには施主側も地味な平服を着用してもかまわないようです。

会葬者の服装

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