教え
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真言宗は真言密教とも言い、「即身成仏」を教えの根幹にしています。
これは密教の修行の実践により、誰でもただちに仏になることができるという教えです。密教の修行とは、身体の修行である身密、言葉の修行である口密、心の修行である意密で、あわせて身口意の三密修行と呼ばれています。
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宗祖
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ご本尊
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総本山
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弘法太子空海上人
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大日如来
すべての仏さまは大日如来が姿を変えたものである、という考えから、さまざまな仏さまが祀られています。
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真言宗には多くの派がありますが、ここでは十派だけをあげておきます。
高野山真言宗
高野山金剛峰寺
和歌山県伊都郡高野町高野山
醍醐派
深雪山醍醐寺
京都市伏見区醍醐東大路町
東寺真言宗
教王護国寺
京都市南区九条町
泉桶寺派
東山泉涌寺
京都市東山区泉桶寺山内町
御室派
大内山仁和寺
京都市右京区御室大内
大覚寺派
嵯峨山大覚寺
京都市右京区嵯峨大沢町
善通寺派
五岳山善通寺
香川県善通寺市善通寺町
智山派
仏頂山智積院
京都市東山区東山七条下ル東瓦町
豊山派
豊山長谷寺
奈良県桜井市初瀬
新義真言宗
大伝法院根来寺
和歌山県那賀郡岩出町
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歴史
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7世紀中頃のインドで、当時衰退の傾向にあった仏教の復興運動がおきました。この運動によって密教が盛んになり、西インドで「大日経」が、南インドで「金剛経」が成立します。「大日経」は善無畏三蔵によって陸路で、「金剛経」は金剛智三蔵によって海路で中国に伝えられました。中国に伝わった密教は、始めこの2派に分かれていましたが、空海の師匠である恵果和尚によって統一されます。
弘法太子空海は宝亀5年(774年)讃岐国に生まれ、15歳で都にのぼり、仏教をはじめさまざまな学問を学び、各地の山野で修行しました。そして密教の実践を学ぶため中国へ留学、恵果に入門します。
恵果は空海に会うなり「私はあなたが来るのを待っていました。すぐに密教の奥義を伝えましょう。」といったそうです。
つまり恵果は1000人を超える弟子の中から正統な密教の継承者として空海を選んだのです。空海は帰国後、全国行脚を経て真言宗を開きます。
真言宗は興教大師覚鑁が高野山座主の時に古義と新義に分かれ、その後さらに分化し多くの派が生まれてゆきます。
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よく読まれる経典
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お仏壇の飾り方
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大日経
金剛頂経
蘇悉地羯羅経
瑜祇経
要略念珠経
般若理趣経 |
分派が多く、また地域による違いもあり、飾り方はさまざまです。
高野山真言宗では中央にご本尊である大日如来を、向かって右側に弘法大師、左に不動明王を祀ります。
豊山派・智山派では左に興教大師覚鑁、あるいはそのかわりに不動明王か、観世音菩薩や地蔵菩薩などを祀ることが多いようです。
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お唱えする言葉
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高野山真言宗
南無大師遍照金剛
なむだいしへんじょうこんごう
醍醐派
南無大師遍照金剛、南無聖宝尊師、南無神変大菩薩
なむだいしへんじょうこんごう、なむしょうぼうそんし、なむしんぺんだいぼさつ
御室派
南無大師遍照金剛、南無禅定法皇
なむだいしへんじょうこんごう、なむぜんじょうほうおう
智山派
南無大師遍照金剛、南無開山興教大師
なむだいしへんじょうこんごう、なむかいざんこうぎょうだいし
豊山派
南無大師遍照金剛、南無興教大師、南無専誉僧正
なむだいしへんじょうこんごう、なむこうぎょうだいし、なむせんよそうじょう
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主な行事
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1月1〜14日 |
修正会 |
4月8日 |
仏生会 |
1月8〜14日 |
御七日御修法 |
5月3〜5日 |
結縁潅頂 |
立春の前日 |
節分星供 |
6月15日 |
大師降誕会 |
2月15日 |
常楽会 |
12月8日 |
成道会 |
3月21日 |
正御影供 |
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季節や日に関係なく行われるものとして「お十夜法会」・「大般若法会」・「土砂加持法会」・「護摩供」・「曼荼羅供」・「菩薩戒会」などがあります。
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