1.悲しみは決して悪いことではない
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「涙する」と言うことは愛する証であり、悲しまれ惜しまれ亡くなった故人に対しても、残された者に対しても幸いなことと考えます。
悲しみにはいろいろな面があり、それが価値のあることだととらえることが、悲しみから解放される条件の一つとなります。
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2.この世には完璧な人などいないと気づく
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「あの時、ああしてやればよかった、こうしておけばよかった」と自分を責めてばかりでは前に進めません。
まずは、自分は完璧な人間ではないことに気づき、自分を別の角度から見直してみましょう。
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3.自分の悲しみを誰かに話す
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悲しみを自分の中だけに抑え込んでいると、後になって病的な形で爆発することがあります。
自分の悲しみを聞いてくれて、しっかりと受け止めてくれる相手がいることが重要なポイントとなるでしょう。
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4.社会的な自助グループを利用する
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人は同じ体験を共有した者同士だと、心が通じ合うという特徴があります。
身内を喪った人の自助グループなら、お互いに悲しみを共有し、お互いの癒し手になれる可能性が高いのです。
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5.過去の苦しい体験を振り返る
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今までの人生の中で味わった苦渋の体験を回想することによって、そこからどのようにして立ち直ったのかを思い出してみてください。
立ち直るキッカケやヒントを得ることができかもしれません。
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6.故人が遺された者に対して残してくれたものは何か
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亡くなった者が残してくれたものが何かあるはずです。
それは、品物であったり、故人の生き方そのものであったり形はさまざまだろうと思います。
その「贈りもの」がきっと遺された者を勇気づけ、慰め、悲しみから癒してくれるでしょう。この「贈りもの」に気づくことが大切なのです。
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7.死別を解放としてとらえる
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たとえば夫婦の場合は、法的にも倫理的にも常に拘束された状態にあります。
つまり、この拘束のない自由を得たと考える方法もあると言うことです。
なかなか死別を解放ととらえることは難しいかもしれませんが、これが悲しみを癒す一端を担う場合もあるのです。
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8.夢も癒しの力になる
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夢の中で故人と出会うことにより、心の安らぎを得ることができる場合も少なくないでしょう。
夢の中であっても喜びや癒しの体験をすることは大切なことです。
悲しみから心が癒されるキッカケとなるでしょう。
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9.故人はどのように人生を全うしたか考える
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たとえばクリスチャンであれば、「この世での役目を終えたから神に召された」と考えるなど、亡き人の居場所、死の意味をはっきりさせることで、悲しみから癒されることにつながります。
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10.故人の遺志を生かし社会へ貢献する
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遺産の一部を寄付するなど何らかの社会的行動を起こすことで、故人の死が社会に生かされたととらえることができます。
これによって悲しみから癒され、新たな気持ちで前に進むことができます。
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